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■PICkit2レッドバージョンとは何か
 2007年4月10日付けでPICkit2が新バージョンになることがアナウンスされました。以前からICSP書き込み時の不安定さが指摘され、対処方法がアナウンスされてきましたPICkit2ですが、ようやくバージョンアップというわけです。この結果、PICkit2の不安定さはすべて解消する方向になります。(今まで表面に出ていない不具合まで直してくれたようです)
 そして、バージョンアップされたPICkit2はボタンが赤色になります。(MPLABやPICkit2の英文説明書ではREDがREADにタイプミスされていますのでご注意ください)
 forum microchipでのアナウンスはこちらです。

■PICKit2を新バージョンへ改造
 上のリンクからもたどることが出来ますが、旧PICkit2ユーザーのために改造箇所がPDFとしてアップロードされています。
 しかしながら、改造に使用するパーツが0603(0.6mm×0.3mm)というチップ抵抗なので入手性が悪いのが現状です。(RSオンラインなどで簡単に手に入りますが最低注文数が100個なので・・・)
 そこで普段使っている抵抗(1/4Wの大きなもの)を使って改造する方法を公開します。

■改造ポイント

    1. チップ抵抗R21を取り外して1kΩを取り付ける
    2. タクトスイッチを赤いボタンのものに取り替える(見た目だけなので、改造しなくても可)
    3. コンデンサC6と並列に2.7kΩを取り付ける
    4. ICSP/ICD用端子であるPGC(ICSPCLK),PGD(ICSPDAT)を4.7kΩでプルダウンする

■PICkit2の分解

PICkit2の両側にはマイナスドライバが入るように切り込みがあります。ここにドライバを差し込んで上下に力を加えるとPICkit2を分解することが出来ます。

■改造1・・・チップ抵抗R21を取り外して1kΩを取り付ける


 まず、チップ部品を取り外します。チップ部品は小さいので熱のまわりが早いため、片方のリードだけをハンダごてで暖めるだけで簡単に取り外すことができます。
 次にR21の場所に1kΩの抵抗を取り付けるわけですが、サイズが大きすぎて入りません。パターンを追って半田付けしやすい場所を探します。一つはフラットパッケージのPICの12番ピンへ、もう一つはR21の右側の足が3つあるチップ部品へ接続します。抵抗の足に取り付けてある部品は絶縁チューブです。


  取り外すR21です
 PICへの接続箇所  三端子(Q4)部品へ接続箇所

この改造によってVppのチャージポンプの電流を増やせるようになり、安定性と将来発表されるであろう、より書き込み電流を必要とするPICをサポートできます。

 

■改造2・・・タクトスイッチを赤いボタンのものに取り替える(見た目だけなので、改造しなくても可)


赤いタクトスイッチの型番は ALPS SKHVBMD010 だそうです。

■改造3・・・コンデンサC6と並列に2.7kΩを取り付ける


抵抗のリード線を取り付ける時にC6が外れてしまわないように気をつけてください。
 C6接続部分を拡大したところです
 取り付ける抵抗とC6の位置関係です。

この改造によって "unrecognized device"エラーを回避できるようになります。(このC6はUSBの+5VとGNDに接続されていますが、抵抗を取り付けることによってC6の放電を調整し、POR=パワーオンリセットが確実にかかるようにします)

■改造4・・・コンデンサC6と並列に2.7kΩを取り付ける

PICkit2のヘッダソケットの上から3番目がGNDです。3番目と4番目の間に4.7kΩの抵抗を、3番目と5番目にも4.7kΩの抵抗を接続することでICSP/ICD時のデータピンをプルダウンします。抵抗の下に見える白いものはシールを小さく切って絶縁用として貼ってあるものです。

この改造がドキュメントの中で一番重要と書かれています。forum microchipでも何回も質問に出てくる内容でFAQといってもいいでしょう。

■PIC16F88用CPUボードの紹介

MPLAB IDE v7.60より16F88がICD/ICSP出来るようになりましたので、簡単なCPUボードを作ってみました。


PICkit2 Programmerからも書き込みできることを確認しました。





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